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大徳寺 本山の伽藍を訪ねて

2015.10.22

大徳寺 本山の伽藍を訪ねて はコメントを受け付けていません。

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

大徳寺の「秋の特別公開」にいってきました。敬意をはらって、今日は本山の伽藍を見て回ります。大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山で、山号は龍宝山。鎌倉時代末期の正和4年(1315)に大燈国師宗峰妙超が開創しました。(東にある「総門」)

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室町時代の応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚が復興。桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、菩提をとむらうために総見院を建立し、それを契機に戦国武将の塔頭建立が相次ぎ隆盛を極めました。

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本山の伽藍は、下の図のように南北に一直線上に並んでいますが、一部を除いて立入ることができません。そのため、建物の全景を写真を撮るのが難しいのであしからず。

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「勅使門」(重要文化財) 前後が唐破風、左右は切妻、屋根が桧皮葺の四脚門です。後水尾天皇より拝領したと伝えられています。

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「山門」 応仁の乱後、一休禅師の参徒連歌師宗長等が一階部分を寄進し、後に千利休居士により二階部分が増築され金毛閣と名づけられました(TOPの写真も)。

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増築された二階部分に利休の像を安置したことから、秀吉の怒りをかい利休自決の原因となったといわれています。

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「仏殿」(重要文化財) 第一世大現国師が創建するも応仁の乱で消失、一休和尚等によって再建され、寛文5年(1665)に那波常有によって改めて建造されました。(山門と仏殿の間だけ入ることができます。)

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本尊の釈迦如来像を安置しています。

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ここが一直線に並んだ伽藍の西の道です。

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仏殿を横から

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仏殿から法堂まで回廊がつながっています。

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法堂(重要文化財) 正中2年(1325)宗印禅者を檀越として修造を始めるも、応仁の兵乱で消失。一休和尚が仏殿を再建した後、仏殿と兼用でした。

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寛永13年(1636)、開山国師三百年遠諱に当たり、江月和尚の参徒・小田原城主稲葉正勝、正則父子により現在地に再建されました。天井の龍は、狩野探幽35歳の筆によるもの。

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歩いてきた道の正面にある「臨済宗大徳寺派 宗務本所」

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右の建物が宗務本所で、その東に「大方丈」があります。大方丈はどこからも見えませんでした。大方丈の前庭の門が「唐門」(国宝)です。唐門は明治の中頃までは勅使門の西にあり、聚楽第の遺構と伝えられています。

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唐門は細部の装飾が素晴らしく、観賞すれば日が暮れるとして、「日暮門」とも呼ばれているそうです。唐門も特別公開以外には見ることができませんが、法堂から北に延びる回廊の向こうに、かろうじて下の部分が見えます。

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さらに、総門を入って右手に道が伸びていて。その突き当りにも「唐門」の下が見えます。この道の東(右)には、本山の浴室、経堂、鐘楼が並んでいます(これらもほとんど見ることができません)。

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総門を入って正面にある「平康頼之塔」 康頼は平家打倒を企てた「鹿ヶ谷事件」(1177年)によって俊寛らとともに鬼界ヶ島(硫黄島)に流されました。後に、後白河法皇の助力で都にもどることができました。

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既に出家をしていた康頼は仏教説話集の宝物集を著し、これが極楽往生の啓蒙書として念仏僧に利用されました。近くにある雲林院には念仏僧が多く集まり、この供養塔を立てたという説があります。あるいは、この地に住んでいた康頼の母によるものという説もあります。

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その近くにある「千躰地蔵塚」 約700体のお地蔵さんが納められているそうですが、そのいわれを示す資料がありません。

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おそらく、お地蔵さんが集められている他の寺院と同様に、廃仏毀釈の際に信心深い人々が持ち込んだものと思われます。

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明治政府による廃仏毀釈を受けて、明治4年に地蔵撤去の京都府布令、明治5年には地蔵盆禁止令が出されて、京都中の路傍の地蔵が処分されたそうです。

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壊されたり、捨てられたりしたものがある中で、市民によって近くの寺に持ち込まれたお地蔵さんも多くあったようです(ほとんどの寺はその記録を残していませんが)。

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ちなみに、明治中頃には富国強兵に呼応して、子供を護り教育するためにと地蔵盆が復活します。そのとき、沢山のお地蔵さんが、井戸や地中、川中から取り出されたといいます。これらは隠していたとも考えられます。

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