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雪と氷の高野山(3) 深雪の奥之院へ

2015.10.11

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旅行日:平成26年2月(21~)22~25日・前③
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 2月の高野山。前回は壇上伽藍と金剛峯寺に参詣しました。こんどは徒歩で奥之院に向かいます。

 金剛峯寺から奥之院に通じる道は山内のメインストリートである小田原通。道の両側には店が並び,門前ではありませんが,門前町を形成しています。
 名物であるごま豆腐を売る店や数珠などを扱う店があって,山内らしいです。
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 途中で小田原通を折れ,右方に少し登ったところに位置する金剛三昧院に立ち寄ります。
 金剛三昧院は高野山に123ある子院の一つで,宿坊も営んでいる寺院です。
 庭の形のよいマツの雪吊りが冬らしい眺め。青空も広がり出して,雪の白さが際立ちます。
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 金剛三昧院は建暦元年(1211)に北条政子の発願で建立されました。北条政子は言わずと知れた源頼朝の妻です。
 境内に建つ多宝塔は頼朝と,建保7年(1219)に暗殺された子の実朝を供養するためのもので,貞応2年(1223)建立当時の建物が現存しています。これは高野山の木造建築物の中では現存最古のもので,国宝指定を受けています。
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 軒下の長いつらら。雨樋が傾いているためか,左ほど長いのが面白いです。
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 小田原通に戻り,御殿川に沿って少し下ります。高野山内に発するこの川は,紀伊山地を流れて有田川と名を変え,箕島で紀伊水道に注ぎます。
 車道を離れて大渡橋(一ノ橋)で細い流れを渡れば,奥之院へ続く参道が始まります。
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 奥之院までは1キロ半ほどの距離があり,その間,スギの巨木が聳え立ち,無数の供養塔が立ち並んでいます。
 
 供養塔が建てられるようになったのは平安時代後期ごろのこととされます。当時は木製の卒塔婆だったものが,いつしか石塔に代わりました。現在,その数は20万基といわれています。

 供養塔は大小様々で,特に大きいのは大大名のものです。死しては敵も味方もなく,争い合った戦国大名の五輪塔も点在しています。
 こちらは武田信玄,勝頼父子のもの。
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 車道から安直に奥之院へ到る道もあるため,この参道は深閑としています。こちらの長いルートは参路と呼ばれ,短いルートは食道道(帰路)と呼ばれ,かつては往復で別の道を辿ることになっていたそうです。
 進むほどに雪は深く,堆く雪に埋もれた供養塔の由緒も判然としません。
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 御廟橋まで来れば,奥之院は間もなく。
 玉川に架かるこの橋は俗界と霊界を分かつとされ,36枚の橋板と橋全体によって金剛界37尊を表しています。
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 御廟橋から奥は撮影禁止。弘法大師御廟,燈籠堂などを見て回りました。
 空海は承和元年(834)に自ら廟所を定めたとされ,その翌年に入定すると,四十九日を経て当地に仏舎利(遺骨)が安置されました。
 醍醐天皇が空海に弘法大師の号を与えたのは,その死後1世紀近く後のことでした。

 御廟橋の袂に建つ御供所。奥之院の事務を司ります。
 空海は今もなお清浄なこの地に生き続け,人々を救い続けていると考えられており,ここで作られた食事が御廟に供えられています。
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 ここの手水も凍結して凄いことになっていました。
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 途中で見かけたシロアリの供養塔。これが本当の蟻塚か…。
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 中之橋の辺りまで引き返し,別の道で車道に出ました。
 ここに奥の院前のバス停留所があり,12:40発のバスで高野山駅前へ。往き同様に道は真っ白ですが,路面の氷雪はだいぶ融けているように見えました。
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 20分ほどで高野山駅着。
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 駅の2階は展望室になっており,橋本市,五條市辺りの紀ノ川・吉野川による平地を一望しました。
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 13:18発のケーブルで山を下り,極楽橋へ。特急「こうや」に接続する便でしたが,13:42発の快速急行を待ちました。土休日ダイヤでは唯一難波まで直通する無料列車です。
 快速急行とはいえども橋本の先の林間田園都市までは各駅に停まります。慎重に山道を進み,ようやく平地に出ると,時速70キロくらいでもえらく速く感じました。

 紀見峠を越え,14:56に河内長野で下車。次回に続きます。
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わたくし村崎一徳は他にもどんどん行く予定です。
ただ、全部は回れないので、他の旅人さんの情報をまとめたこのサイトを作る事で全国を旅した気分になれるようなそんなまとめサイトを目指したいと思います。決して著作権を侵害する目邸ではありません。 できえば他のブロガーさんや旅人が足を運ばないような、あまり知られていないマイナーな場所にも足を運びたいと考えています。
個人的に今興味があるのは戦前、戦中の数少ない遺跡などが見たいと思います。そういうスポットでおすすめとろこなんていうのがあれば情報交換とかもしたいですね。そういう意味でもコメントなども随時受け付けています。村崎一徳と一緒に地方のマイナーなスポットを盛り上げましょうww
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