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仏隆寺 彼岸花 室生龍穴神社 龍穴 『赤埴と丹土』

2015.09.22

仏隆寺 彼岸花 室生龍穴神社 龍穴 『赤埴と丹土』 はコメントを受け付けていません。

写真は2009年に撮影したものです。
(最近、仏隆寺の彼岸花は猪や鹿に食べられて激減しているそうです。)

仏隆寺 彼岸花 

仏隆寺は宇陀市榛原区赤埴にあります。
赤埴って変わった地名ですね。
赤埴氏という氏族もいます。

仏隆寺 彼岸花 石仏


『奈良縣宇陀郡史料』に次のように記されているそうです。

「(赤埴)氏は本姓大神にして大物主神の後大神君大友主より出ず、上古大国主神嫡后須勢理姫と共に宇陀の室生岩窟に入り五百引の石を以って之を塞ぎ赤土を以って其口を塗る、赤埴の称ここに起り其岩窟は即ち今の室生龍穴社なりと云う」

赤埴氏の本姓は大神氏で、オオモノヌシの後、大神君大友主から出た。
昔、オオクニヌシが后のスセリヒメと共に宇陀の室生岩窟に入り、引っ張るのに五百人必要なほど大きな石で岩窟を塞ぎ、その口に赤土を塗った。
赤埴という名前(地名?)はここからくる。
その岩窟は室生龍穴神社である。


みたいな意味でしょうか。(違っていたら教えてくださいね!)

室生龍穴神社

↑ 室生龍穴神社です。
室生寺は室生龍穴神社の神宮寺だともいわれています。
そして仏隆寺は室生寺の末寺でした。

龍穴 

 ↑ 室生龍穴神社の裏山に龍穴があります。
オオクニヌシがスセリヒメとともに入った岩窟とはこの龍穴のことでしょうか。

赤埴氏は仏隆寺のある赤埴に住んでいたようで、興福寺大乗院門跡領・赤埴荘の荘園下司を務める氏族でした。

古事記に同じような話があります。

根の堅州国に行ったオオナムチ(オオクニヌシの別名)は、根の国の王・スサノオからさまざまな試練を与えられます。
蛇の部屋や百足と蜂の部屋に入れられたり、野原に火をつけられたりしましたが、スサノオの娘・スセリヒメの助けを得てなんとかこれらをクリアーしました。
次にスサノオはオオナムチを呼び、自分の頭の虱をとるように命じました。
スサノオの頭には虱ではなく百足がいっぱいいました。
オオナムチはスセリヒメにもらった木の実を食い破り、赤土を口に含んで吐き出しました。
スサノオは大国主がむかでをかみ砕いて吐き出しているのだと思い寝てしまいました。
オオナムチはスサノオの神を部屋の柱に結び付け、五百引の石で部屋の入り口を防ぎ、スセリヒメを背負って黄泉比良坂からこの世に戻りました。


根の堅州国とは死の世界で、黄泉の國と同様のものと考えられています。
黄泉平坂とはあの世とこの世の境目のことで、出雲または熊野にあると考えられています。

しかし、どうやら『奈良縣宇陀郡史料』は室生龍穴神社が黄泉平坂であるといいたいようです。
そして室生龍穴神社の御神体である龍穴の中は根の堅州国であり、スサノオが住んでいるということなのでしょう。

スサノオの頭に百足がいたというのが気になります。
坑道のことを百足穴といいます。
スサノオの頭は鉱山を、スサノオの頭に百足がいたというのは鉱山に坑道があったということを比喩的に表現しているのではないでしょうか。

そしてオオナムチが赤土を口に含んで吐き出したとありますが、赤土とは丹土(辰砂、水銀)のことです。
つまり、スサノオは坑道から丹土を採掘したと、そういうことを比喩的に表現したものではないかと思います。

すると赤埴も赤土を意味しているのではないかと思えてきます。

赤埴の地はかつて丹土がとれたたのかも?

※仏隆寺・・・奈良県宇陀市榛原区赤埴1684

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