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南禅寺大寧軒 特別公開

2015.09.12

南禅寺大寧軒 特別公開 はコメントを受け付けていません。

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

金地院を出て、「京の夏の旅」として特別公開」されている「大寧軒(だいねいけん)」を訪れました。大寧軒は、明治時代の茶人で「藪内流」家元であった藪内紹智(やぶのうちじょうち)によって作られた池泉回遊式庭園です。

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現在大寧軒は南禅寺の所有ですが、そうなる経緯はちょっと複雑です。この場所には、かつて南禅寺の塔頭・大寧院が建てられていました。(門を入ると北山杉の台杉がありました。)

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明治初めに出された神仏分離令の廃仏毀釈により、1870年に寺領は上知となって召し上げられ、大寧院は廃院になりました。その頃には、金地院の庭園がこの場所に造られていたそうです。

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1890年に琵琶湖疏水工事が始まり、かって南禅寺の所有だったこの周辺は別荘地になります。この跡地は茶道家元藪内家に払い下げられました。亀の形の手水鉢

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その後、所有は何人かの資産家を移りますが、明治末まで藪内家11代・透月斎竹窓紹智が作庭を続けました。茶室の「環翠庵」

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その後、平成16年(2004)に百数十年ぶりに南禅寺の所有に戻りました。

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庭園全体は苔で覆われ、飛石が主屋から茶室、待合へと置かれています。東山三十六峰のひとつ大日山を借景とする池泉回遊式庭園です。

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このあたりの別荘地の庭園の多くは7代目小川治兵衛の作庭で、それらは自然の景観を利用して疏水の水の躍動感を取り入れたおおらかな庭といえます。

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一方、大寧軒は茶人の作庭らしく、配石や苑路などに趣向を凝らし、自然の美しさを凝縮した「露地風」の庭園といわれています。こちらが待合で、ここで庭園の説明がありました。

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あちこちに粋な趣向が見られます。

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三柱(みはしら)鳥居 三脚鳥居ともいい、蚕ノ社の鳥居を模したものとか。厳島神社破風型鳥居と北野伴氏社石鳥居とともに、京都三珍鳥居とされます。

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琵琶湖疏水から引いた水が、南から滝となって池に流れ込みます。その水量にちょっとビックリです。

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小川(水路)の底に貝殻が見えます。これは琵琶湖の「瀬田しじみ」で、卵の状態で疏水によって運ばれてきたものです。底を掘ると生きた貝が出てくるそうです。

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待合の西には、玉石を敷きつめた枯山水式の涸れ川もあります。

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西の端の道(飛び石)沿いはちょっとした露地庭になっています。

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この石柱は兵庫県の玄武洞の柱状列石 現在は天然記念物となっており、持ち出しできないそうです。

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主屋に戻ってきました。

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池は三角形をしていて、三柱鳥居はそれに合わせて立てられています。主屋から見ると、鳥居内に滝の水が落ちているように見えるそうです(その通りでした)。

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