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留萌本線冬の旅(前) 留萌

2016.01.25

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旅行日:平成28年1月18~21日①

 私はこれまで5回北海道に行った。いずれも6~9月の渡道で,まだ冬には訪れたことがない。冬の北海道も知らなければ旅好きの名が廃ると,今年度は匆々に予定に組み込んだ。
 早々と休みを入れたため,札幌にいるはなに1月19~21日という日程を伝えたのは実に昨年3月2日のことだった(のちに一日追加)。

 今回は札幌からあまり遠くへは行かない。下書きの段階で冬が面白そうな旭山動物園と,廃線が囁かれているJR留萌線への乗車を柱とした。留萌線の終点の増毛には私たちお気に入りの酒造がある。既に二回訪れているのだが,いずれもクルマだったため,まだ試飲を楽しめていない。そこで,これらを組み合わせ,旅のテーマを「飲みテツ」に決めた。
 メンバーには坊さんとやつるぎ君を加え,前年夏と同じ顔ぶれとなった。参加に意欲を示していたでーひらさんは結局仕事の都合がつかずに不参加,やつるぎ君は別の旅行との絡みで途中で抜けることになっている。
北海道2016冬



 1月18日18:50。私と同行の坊さんを乗せたスカイマーク723便は新千歳空港に着陸した。空港附近の気象状況によっては東京に引き返すおそれもあるという条件付きフライトで,下降中はかなり揺さぶられた。
 本来ならば昼の12時半過ぎには北海道の地を踏むはずであったが,6時間以上も遅くなってしまった。その次第はあまりに長いので,別記事「渡道顛末記」に記した。

 空港ターミナルの地下にある新千歳空港駅に下り,19:18発の快速「エアポート193号」で札幌に向かう。列車は札幌から特急「スーパーカムイ39号」旭川ゆきに変わる関係で,特急車輌が使用される。快適なリクライニングシートに普通運賃だけで座れるのだ。
 トンネルを抜けて南千歳駅に進入すると,雪の降り方はそれほどではないことが判る。ホームには屋根の下まで積雪が見られ,道路は一面白くなっている。二人とも冬の北海道は初めてなので興味津々だ。

 豊平川を渡り,札幌着19:55。覚悟してきたのだが,ホームの寒気は大したことがない。
 地下歩行空間を辿って,大通へ。北1条西5丁目の居酒屋「福よし」の前で,はなと先発していたやつるぎ君,それに岩見沢市から来てくれた大学の後輩のK君と落ち合う。美唄焼き鳥の店で,昨年の夏に岩見沢の店舗に入った際にすっかり気に入ってしまった。

 「福よし」を出た時点で23時近かった気がするが,南4条西3丁目の室蘭焼き鳥の「一平」にはしごした。閉店までいて,家に帰るK君と別れる。
 我々は中島公園近くのホテルまで歩いたが,初めに明後日の方向に向かってしまい,だいぶ遠回りになった。寒さはそれほどではなく,雪の積もった路面も滑らない。入浴後,2時近くまで飲み直してから就寝。



 明けて19日はバイキング形式の朝食を摂ってから,9時にホテルを発つ。

ホテルの窓から雪の札幌の街を見下ろす
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 通勤ラッシュの余韻を残した地下鉄でさっぽろ駅に出て,JRに乗り換える。きょうは函館線で深川まで行き,そこで分岐する留萌線の増毛を往復してから旭川に泊まることになっている。
 大寒波が襲来し,帯広・釧路と網走方面に向かう特急列車は軒並み運休となっていたが,これから乗車する線区はひとまず問題ないようだ。
 9:30発の特急「スーパーカムイ9号」に乗り込む。乗車口には長い列ができていたが,前後2列の座席を確保できた。計画段階では『飲みテツ』のテーマに則って,「特急に乗ったら,とりあえずプシュッっといこう!」などと話していたのだが,前夜の酒が残っているので,誰が言い出すまでもなくそれは止めにする。

 札幌の街を抜け,郊外の住宅地も尽きると,車窓には宏大な雪原が広がった。夕張川は結氷している。
 岩見沢駅ではK君が乗り込んできた。昨夜,彼がきょうは休みだと聞いて,誘った覚えがある。もちろん大歓迎であるが,混雑していて,席が離れる。
 列車は石狩平野を快走し,深川には10:35に着いた。滝川,砂川,深川,旭川と,「○川」駅に4つ続けて停まるのが面白い。

札幌の時点ではきれいだった特急列車も…
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雪を巻き上げて真っ白に…(深川駅)
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 深川駅では乗り継ぎに33分あるので,一旦改札を出て,大きな荷物をコインロッカーに預ける。
 11:08発の留萌線増毛ゆきは2両連結であったが,後部車輌は留萌までの回送となっていて乗車できない。
 座席は転換式のクロスシートになっていて,ワンボックスと向かいの1列を確保できた。発車時には座席がさらりと埋まったから,後続の「スーパーカムイ11号」からの乗り継ぎだったら,バラバラに座ることになっただろう。

無機質な深川駅の駅舎
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留萌線のディーゼルカー
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 発車すると,右に大きくカーブして函館線と岐かれる。揺れで屋根の雪が落ちてきて,たちまち窓に貼り付いてしまった。
 次の駅は北一已。「きたいちやん」と読む。「已」の訓読みが「や-む」なので,「やむ」→「やん」となるのだろうが,相当な当て字だ。
 この他にも秩父別(ちっぷべつ),真布(まっぷ)といったアイヌ語由来の駅名がある。促音や半濁音の多さに大和言葉との差異を感じる。そういう駅名に一つ一つ触れられるのは,普通列車の旅の醍醐味でもある。ただし,北秩父別は通過した。

 石狩沼田を過ぎると空知平野もきわまり,恵比島峠を越える。峠といっても標高は106メートルに過ぎず,留萌線はその下をトンネルで抜けるから,実際にはピークはもう少し低い。斜面の木々はすっかり着雪している。
 峠を越えると留萌川に沿った下りとなる。時折見え隠れする高規格な道路は自動車専用の深川留萌自動車道で,通行料は無料となっている。こんなものを隣りに造られては,ローカル線などひとたまりもない。

着雪に遮られる車窓。「Map」に通じる真布駅
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 平野が開けるとともに街が広がり出し,凍てついた留萌川を渡って,12:04留萌着。
 私たちの目的地は増毛であるが,ここで下車して昼食にする。
 しかし,下車してしまうと列車は14:21までなく,昼食時間にしては長くなってしまうし,次の列車で増毛に行くと滞在時間は50分しか取れない。増毛で一本遅らせると,今度は滞在時間が3時間近くになり,長すぎる。
 そこで,留萌から増毛までの片道は路線バスを利用することにした。留萌駅前13:55発の沿岸バスを利用すると,増毛駅には14:25に到着する。これで留萌に1時間51分,増毛に1時間16分の滞在となり,各々ほどほどに割り振ることができる。

 留萌は海沿いの街なので,強風が吹き荒れているのではないかと心配していたが,杞憂に終わる。気温も僅かに0度を下回る程度であった。
 人通りの少ない街中を歩き,目当ての店に入る。もう三度目の訪問となる「蛇の目寿司」である。今回は海鮮丼の特上に,今が時季だという北海道の郷土料理かじか汁をつけた。
 
地方の中心駅らしい留萌駅
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留萌駅前の街並み
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蛇の目寿司で至福の昼食
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 食事を済ませ,駅近くのバス乗り場に移動する。「留萌駅前」という停留所名から駅のロータリーを想像していたが,駅からは見えない場所にあった。
 しかし,ここは主要な停留所らしく,待合室が用意されている。羽幌方面への路線が発着する向かい側の停留所にはバス会社の待合室があったが,増毛方面の待合室はなんと歯科医院の入り口であった。
 増毛経由大別苅ゆきのバスは留萌十字街始発で,少々遅れてやって来た。路線バスタイプではなく,観光バスタイプの車輌であった。乗客は私たちを除いて7,8人で,余所者らしい姿は他に見られなかった。

バスの待合室は歯科医院
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大別苅ゆき沿岸バスが到着
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 日本海オロロンラインを構成する国道231号に出て留萌の街を抜けると,右手に日本海が広がる。波は高くなく,荒れ狂っているという程ではない。左手の崖下には留萌線の線路が見え隠れする。サービスの一環なのだろう,車内にはラジオが流れている。
 停留所名は並行する留萌線の駅名に「第一」や「第二」をつけたものが多く,地名の乏しさを感じる。

バスの車窓から
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 約30分の乗車で,増毛駅前に降り立った。
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個人的に今興味があるのは戦前、戦中の数少ない遺跡などが見たいと思います。そういうスポットでおすすめとろこなんていうのがあれば情報交換とかもしたいですね。そういう意味でもコメントなども随時受け付けています。村崎一徳と一緒に地方のマイナーなスポットを盛り上げましょうww
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