村崎一徳による神社、お寺、お城などの写真や風景写真など旅行写真まとめ

蘆山寺 天皇陵と御土居

2016.01.17

蘆山寺 天皇陵と御土居 はコメントを受け付けていません。

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jmw_2052a
※写真は全てクリックで拡大します。

先日記事にした清浄華院の南、京都御苑の東の寺町通に蘆山寺があります。「蘆山寺」は正式名称を廬山天台講寺といい、天台圓浄宗本山です。上は山門、下はその右にある薬医門。

Jmw_2055a

平安時代の天慶年間(938-947)、比叡山天台18世座主・元三(がんさん)大師良源により、船岡山の南に創建されたのが始まりです。(向こうは元三大師堂。)

Jmw_2056a

鎌倉時代の寛元元年(1243)に法然の弟子である覚瑜が再興。中国の廬山にならって蓮社を結ぶ廬山天台講寺と号し、僧俗、貴賤を問わず人々が参集しました。

Jmw_2057a

室町時代に応仁の乱で焼失した後、元亀3年(1571)の織田信長の延暦寺焼き討ちは正親町天皇の女房の奉書により免れましたが、豊臣秀吉の京都改造によって天正年間(1573-1593)に現在地に移りました。

Jmw_2060a

度々火事にあい、現在の本堂と御黒戸(通称尊牌殿)は寛政6年(1794)、光格天皇が仙洞御所の一部を移築し、女院、閑院宮の御下賜で造営されたものです。(ここが拝観受付ですが、この日は境内だけを散策しました。)

Jmw_2064a

明治維新までは御黒戸四箇院といい、宮中の仏事を司る四カ寺の一つでした。しかし明治政府の廃仏毀釈によって宮中から天台宗預かりとなり、明治天皇の勅命によって蘆山寺だけが復興されて今日に至っています。

Jmw_2065b

この地は、紫式部の曽祖父、権中納言藤原兼輔(堤中納言)が建てた邸宅・堤第(つつみてい)があった場所で、紫式部はこの邸宅で生まれ育ち一生を送りました。(2枚の写真は数年前の7月に撮った本堂前庭の「源氏の庭」です。)

Dsm_4368b

したがって、紫式部はこの地で源氏物語などのほとんどの著作を執筆したことになります。『源氏物語』の「花散里の巻」にでてくる屋敷は、この付近にかって存在した「中川」をイメージしたものだといいます。

Dsm_4350b

「めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月影」 紫式部
「有馬山ゐなの笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする」 大弐三位(紫式部の娘)

Jmw_2066a

日本画家・池田遥頓の「筆塚」 *記事の最後にあるお願いをよろしくね。

Jmw_2062a

本堂の右手にある道を奥まで行きます。

Jmw_2068a

右手に「仁孝天皇皇子鎔宮墓、孝明天皇皇女寿萬宮墓」があります。

Jmw_2071a

仁孝天皇は、蘆山寺の再建に力を尽くした光格天皇の第六皇子で、孝明天皇は仁孝天皇の第四皇子です。

Jmw_2074a

反対側(本堂の裏)に行きます。

Jmw_2131a

こちらは「慶光天皇廬山寺御陵」 慶光天皇とは閑院宮典仁(すけひと)親王のことで、明治になってから天皇号が与えられました。また、光格天皇の父でもあります。

Jmw_2078a

光格天皇は傍系とされる閑院宮家から即位したためか、中世以来絶えていた朝儀を再興し、朝権の回復に努め、明治に近代天皇制へ移行する下地を作ったと評価されています。また、父子ともに歌の名手だったそうです。

Jmw_2080a

「雲水ノ井跡」 慶光天皇御陵前の椿の生垣のなかにありります。平安時代(1030年)紫式部が女房として仕えた藤原彰子が、法成寺内に建てた東北院にあった井戸とされます。

Jmw_2084a

紫式部が身だしなみを整える際に、この井戸水に顔を映したともいいます。現在では水は涸れています。

Jmw_2088a

もう一度本堂横の道に戻ると、その端は墓地の入口になっています。向こうの堤は「御土居跡」

Jmw_2090a

御土居は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備え、鴨川の氾濫から市街を守る堤防として、天正19年(1591)に築いた土塁です。

Jmw_2096a

東の御土居の内側に寺町通を造って寺を並べたのは、防壁の役目をより強化するためともいわれています。江戸時代になると次々と御土居は壊され、東ではここが唯一残っている部分です。境内と住宅との境界にあったので壊されずに残ったようです。

Jmw_2102a

昭和5年(1930)に市内に残る御土居のうち8箇所が、京都の沿革を知り、我が国における都市の発達をたどる重要な遺構として「史跡」に指定され、昭和40年(1965)に北野天満宮境内が追加されました。

Jmw_2107a

鐘楼

Jmw_2134a

2月3日には、宮中で元三大師の修法を妨害する悪鬼を退散させた故事にちなんで、節分行事「鬼法楽」が行われます。

Jmw_2137a

励みにしていますので、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしく。

  ★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jmw_2069a



村崎一徳について
わたくし村崎一徳は、
お寺やお城、神社、昔の住宅、教会、宮殿、寺院、修道院、御所、駅、駅舎、公園、庭園、空港、劇場、劇場・映画館・演芸場・観覧場・公会堂・集会場、ホテル・旅館、工場、下宿・寄宿舎、倉庫、博物館・美術館・図書館などの建造物や工芸品,彫刻,書跡,典籍,古文書,考古資料,歴史資料などの有形の文化財など歴史がある物が大好きなわたくし村崎一徳がデジカメ片手に全国を旅しながら写真を紹介しています。
古く歴史を感じることが大好きなわたくし村崎一徳は奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、戦国時代、江戸時代、幕末、明治時代、大正時代、昭和時代までいろいろな時代のものを散策しています。
北は北海道から南は沖縄まで色んな観光地を訪ねながら、風景や建造物の写真を紹介中です。主に関東圏をまわっていますが、お金と時間に余裕がある時は気合い入れて遠出しています。 これまで行った場所は・・・
函館の夜景、小樽運河、知床五湖、金森赤レンガ倉庫群、五稜郭跡、摩周湖、襟裳岬、札幌時計台、十和田湖、小岩井農場、盛岡、鳴子温泉、角館町 武家屋敷、全国花火競技大会、銀山温泉、川越「時の鐘」、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、靖国神社、秋葉原電気街、新宿御苑、明治神宮、昭和記念公園、三鷹の森ジブリ美術館、浅草寺、浅草周辺、葛西臨海水族園、東京国立博物館、恩賜上野動物園、上野東照宮、山形県最上郡の堺田分水嶺、東京タワー、東京スカイツリー、アメ屋横丁、横須賀三笠公園、戦艦三笠、横浜氷川丸、中華街、元町、上野東照宮、日光東照宮、鎌倉大仏、箱根関所跡、箱根登山鉄道、箱根海賊船、箱根湯本、小田原城、江戸城、小江戸川越、鶴岡八幡宮、鎌倉五山、善光寺、川中島古戦場、松本城、旧中山道、南木曽町、妻籠宿、馬籠宿、松本城、名古屋テレビ塔、東山動植物園、熱海温泉、伊東温泉、富士山、鹿苑寺(金閣寺)、三千院、慈照寺(銀閣寺)、八坂神社、大徳寺、南禅寺、祇園新橋、妻籠宿本陣、馬籠諏訪神社、戦艦陸奥、自由の女神、お台場、熊谷家住宅、建長寺、長谷寺、船の科学館、真如堂、知恩院、鞍馬寺、平安神宮、太秦映画村、清水寺、三十三間堂(蓮華王院)、東福寺、北野天満宮、産寧坂(三年坂)、龍安寺、妙心寺、渡月橋、二条城、京都タワー、教王護国寺(東寺)、伏見稲荷大社、宇治橋、平等院鳳凰堂、東大寺、奈良公園、興福寺、唐招提寺、法隆寺(斑鳩寺)、唐招提寺、原爆ドーム、厳島神社、岡山城、後楽園、瀬戸大橋、萩市、熊本城、本妙寺、細川刑部邸、岩国城、長門峡、関門橋、小倉城、スペースワールド、太宰府天満宮、博多どんたく、吉野ヶ里遺跡、唐津城 (舞鶴公園)、聖フランシスコザビエル記念聖堂、ハウステンボス、オランダ村、黒島天主堂、島原城、平和公園、グラバー園、長崎原爆資料館、浦上天主堂、八千代座、通潤橋、水前寺公園、阿蘇山、阿蘇火山博物館、阿蘇カルデラ、阿蘇大観峰、肥後本妙寺、火の国祭り、頓写会、阿蘇草千里、二の丸公園、別府温泉、湯布院、桜島、西郷隆盛銅像、美ら海水族館、琉球村、首里城公園、ひめゆりの塔、平和記念公園、座間味島、那覇、国際通り、海軍壕、那覇空港、万座岬、ホエールウォッチング・・・などなどです。
わたくし村崎一徳は他にもどんどん行く予定です。
ただ、全部は回れないので、他の旅人さんの情報をまとめたこのサイトを作る事で全国を旅した気分になれるようなそんなまとめサイトを目指したいと思います。決して著作権を侵害する目邸ではありません。 できえば他のブロガーさんや旅人が足を運ばないような、あまり知られていないマイナーな場所にも足を運びたいと考えています。
個人的に今興味があるのは戦前、戦中の数少ない遺跡などが見たいと思います。そういうスポットでおすすめとろこなんていうのがあれば情報交換とかもしたいですね。そういう意味でもコメントなども随時受け付けています。村崎一徳と一緒に地方のマイナーなスポットを盛り上げましょうww
よろしくお願いします。

コメントは利用できません。

当サイトについて

日本国内の寺院や神社、お城、歴史建造物などの名所巡り、撮り鉄、乗り鉄などの情報ブログなどのまとめサイトです。

当サイトについての詳細

管理人についての詳細

オリジナルカテゴリー

フォト蔵

村崎一徳のコンデジ旅行日記

RSS Feed Widget

Twitter

動画

アクセスランキング