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中部縦貫ドライブI(後) 伊那市~野麦峠~飛騨清見~神岡~諏訪

2016.01.17

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旅行日:平成27年10月29・30日③
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 中部地方を南から北へ進み,長野県伊那市に達した。朝の天気予報を見てもどこも天気の良さそうな場所はなく,取り敢えず岐阜県の高山市方面に向かうことに決める。
 8時頃にホテルを発ち,一旦宮田村まで南下。南アルプスでも中央アルプスでも望めればと思ったのだが,空振りに終わった。
 伊那中部広域農道の伊那市,南箕輪村境界附近のコンビニで一息。

南箕輪村から経ケ岳
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天竜川の谷を挟んで南アルプス(甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳のはず…)
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 国道361号を西へ。中央アルプスの北端部をぶち抜いた権兵衛トンネルをくぐり抜ける。「防災訓練のため10~11時通行止め」の掲示が出ており,危ないところであった。
 トンネルの入り口は標高約1,050メートルに位置し,辛うじて薄日が差したこともあって,附近の紅葉が見事であった。
 権兵衛峠は中央分水嶺の峠の一つで,信濃川の二次支流(犀川の支流)の奈良井川源流部に達する。さらに姥神トンネルをくぐると木曽川水系となり,たちまち太平洋側に戻るという寸法であったが,道を間違えて奈良井方面に行ってしまった。

権兵衛トンネル東側の紅葉
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 かつての中仙道を踏襲する国道19号に合し,鳥居峠の鳥居トンネルでルート修正をかける。
 木曽川本流に味噌川ダムがあり,管理事務所でダムカードを入手。

ダム天端から木曽川下流を望む。笹川との合流点に随分整備された段丘面が見える
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 木曽川の支流笹川沿いに遡る主要地方道26号を進み,標高1,486メートルの境峠で再び中央分水嶺を越える。今度は梓川支流の奈川の支流の境川である。信濃川から数えれば五次支流となる。
 スキー場の点在する高原地帯を進めば,寄合渡という集落があり,ここで飛騨街道こと主要地方道39号に折れる。
 それほど険しくない道で,あっさりと標高1,672メートルの野麦峠に到った。広い駐車場に停めて少し歩いてみるが,冷たい雨が降り,長くは外にいられない。クルマの温度計は2度を示していた。
 野麦峠越えの飛騨街道は信濃国南部と飛騨国が筑摩県という一つの県だった時代(明治4~9年)に整備されたという。いくら整備したとはいえ,信飛間の交通は冬には殆ど杜絶し,県は二分される。そんな地域が一つの県だったとは信じられない。

野麦峠直前,長野県側の紅葉
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野麦峠を境に岐阜県高山市に入る
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クマザサの中を登ってきた旧道
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 案外容易かった長野県側の登りに較べ,岐阜県側の下りは長く感じた。飛騨川上流部の沢を股にかけて高度を落とす。
 標高1,320メートル地点に野麦という集落があるが,空き家が目立つ。そこから飛騨川沿いに下れるのかと思いきや,一旦寺坂峠を越えて支流の阿多野郷川の谷に下り,再び飛騨川に合流するという迂遠なルートを辿る。
 間もなく国道361号に合流し,高山方面に右折する。国道とはいえ狭隘区間が混じり,特に高根第一ダム附近にはトンネルに挟まれたブラインドカーブがあった。
 飛騨川上流はダムが多く,高根第一・第二ダム,朝日ダム,支流の秋神ダムが次々に現われる。

無骨さが際立った高根第一ダム
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高根第一ダム附近のブラインドカーブ。道路外には広いスペースがあるのだが…
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高根第二ダム直下の下之向橋から
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標高1,000メートルを切り,紅葉が盛り
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 ダム群が尽きると,狭いながら平地が連続するようになり,久々野で久しぶりに街らしい街に出合う。
 丁度12時を過ぎたところで,昼食時である。そして,この辺りといえば,飛騨牛である。普段なら高山ラーメンあたりにグレードダウンするところであるが,昨日は食いはぐれたから,きょうはちゃんと食べたい。二日分の予算を使ってもいいという思いもあった。
 高山の市街まで行けばいい店があるのだろうが,あまり堅苦しいのは嫌だし,街中だと駐車場の問題もある。幸い,この辺りには道の駅が多く,飛騨牛を出すところもあるようだ。
 そう思ったのだが,まず道の駅「モンデハウス飛騨位山」で空振り。スキー場の一劃にあって,人気がなかった。
 苅安峠で日本海側に移り,高山ICから中部縦貫道を西へ。無料の高速道路である。
 長いトンネルを抜けた高山西ICを降りたところに道の駅「ななもり清見」があり,こちらは賑わっていた。無料高速なので,サービスエリアも兼ねているのだ。
 レストランでお目当ての飛騨牛を朴葉焼きで食し,家への土産にリンゴを買う。
 
道の駅「ななもり清見」で飛騨牛朴葉焼き
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残念ながら肉は薄っぺら。値段相応
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 折角無料なので高山西ICから東海北陸道接続の飛騨清見ICまで走り,主要地方道90号で古川に抜けた。高山ほどの知名度はないが,古い街並みで知られる。歩いてみたいが,小雨模様なのでパスする。
 少々給油し,国道41号を神岡に抜ける。富山までの距離表示が50キロを切っていて驚く。随分遠くまで来たものだと感慨深い。

木々の隙間から古川の街
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 高原状の峠を越え,神岡の街に入る。精錬所の煙突群が見えてくる。
 神岡は亜鉛鉱山とともに盛衰した街で,ヤマが閉じたあとは金属のリサイクルなどが行われているという。
 そして,現在はニュートリノを観測するスーパーカミオカンデで知られる。道の駅「宙ドーム・神岡」にはスーパーカミオカンデの紹介施設があり,球のような光電子増倍管の実物大模型も展示されていた。実際の施設は地下約1,000メートルという深きにあり,直径39.3メートル,高さ41.4メートルの円筒状をしている。その筒には純水が満たされ,内壁にこの光電子増倍管が約13,000個も設置されているそうだ。
スーパーカミオカンデの模型
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 神岡興業の周りは物々しい雰囲気だったので近づかず,神岡城址を訪れた。
 神岡城は江間時盛が築き,武田信玄の家臣山県昌景が飛騨・越中国侵攻の拠点としたという。昨日の秋葉神社といい,武田家の最大版図を辿る旅のような気もしてくる。
 神岡では高原川(神通川の支流)に山田川が合わさるが,城は二つの川の谷に突き出した台地の上に位置する。
 模擬天守は昭和45年(1970)に三井金属鉱業の100周年を記念して寄贈された。史料に乏しいため,犬山城を模しているという。
 最上層からは街を一望した。

神岡城の模擬天守
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神岡の街を一望にする
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街外れにある三井金属鉱業神岡興業所
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 敷地内には鉱山資料館と旧松葉家住宅があるので,併せて見学しておく。平日の夕方とあって,見学者は私一人であった。
明治元年(1868)築の旧松葉家住宅
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 見学を了えると時刻は16時半。日没まであと30分であるし,家に帰るまでどれだけかかるか分からないので,そろそろ帰路に就くことにする。
 ナビに一般道優先と入れてみると,到着予定0:30,すなわち所要時間8時間と出た。適当なところから中央道を使おう。

 まずは国道471号で高原川を遡る。雨脚が強まり,見通しも悪く,走り続けられるか不安になってくる。自分でここまで来たのだから自業自得であるが。
 新平湯温泉を過ぎると俄かに勾配がきつくなり,平湯温泉で国道158号に合流する。ここからは有料の安房峠道路を利用する。流石に夜の峠道を走る気にはならない。

 安房トンネルを抜けると上高地方面との分岐点がある。雨は上がった。
 今度は梓川の谷で,トンネルとカーブが連続する。奈川渡ダムの上を通ったり,トンネル内分岐を見たりするうち,ずみの窪トンネルに差し掛かった。カーブを曲がってすぐに入るトンネルである。気付かずに飛び込んでしまったが,前方の車列が停止している。ハザードランプを点け,ゆっくり停車させる。幸い,後続のクルマには異常が伝わり,トンネル手前で停まった。
 窓を開けて目を凝らすと,前方でバスとトラックが接触しているようだ。狭いトンネル内であるから,無理もないだろう。大きな事故,特に火災が発生するような事故でなくて安心する。

 「このまま動かないと迂回が大変だな」などと思っていたが,そのうちトラックがおもむろに動き出した。停車してから15分ほどが経過していた。

ずみの窪トンネル内で停止
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上写真をトリミングしたもの。大型車同士の離合は困難な狭さ
IMG_8083 - コピー

 くだんのバスはトンネルを出たところで停まったが,状況は不明。
 しばらくして梓川は松本平に出,扇状地が開ける。景色の見えない闇でも,雰囲気で判る。
 波多から主要地方道25号に導かれる。ナビは松本市街をパスさせようとの魂胆だったようだが,JR篠ノ井線の広丘駅近くで国道19号に右折する交差点が大渋滞しており,裏目に出た。
 塩尻市高出で国道20号に入り,塩尻峠を越える。きょう何度目の中央分水嶺だろう。
 ここで国道を外れ,そのまま諏訪湖の西岸を抜ける。諏訪南ICから中央道に入ることにし,インターチェンジ近くのコンビニでコーヒーブレイク。この先は20号と中央道が離れ,次にアクセスがいいのは甲府昭和ICまでないのだ。

 圏央道の高尾山ICを降り,通り道だから土産物を渡しておこうと,でーひらさんに連絡を試みる。
 が,なんときょうは実家に帰っているという。

 厚木市内で給油し,23時少し前に帰着。二日間の走行距離は909.3キロ,平均燃費は23.7キロ/リットルであった。

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個人的に今興味があるのは戦前、戦中の数少ない遺跡などが見たいと思います。そういうスポットでおすすめとろこなんていうのがあれば情報交換とかもしたいですね。そういう意味でもコメントなども随時受け付けています。村崎一徳と一緒に地方のマイナーなスポットを盛り上げましょうww
よろしくお願いします。

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