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日吉神社 新年おめでとうございます

2015.12.31

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今年の干支にちなんで「日吉神社」をご紹介します。日吉神社は真如堂の東にあり、真如堂の鎮守社、この地域の地主の神として信仰されてきました。では、なぜ日吉神社がお猿と縁があるのでしょうか。

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この地には、今から九百数十年前の平安時代、東三條院の宮の御所「女院離宮」がありました。東三条院は摂政関白・藤原兼家の次女の藤原詮子(ふじわらのせんし)の院号で、円融天皇の女御、一条天皇の母となった女性です。

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東三條院の請願によって、比叡山延暦寺の戒算(かいさん)上人が、常行堂に安置されていた阿弥陀如来像を女院離宮に移して、真如堂が創建されました。 後に離宮全体が寺院に改められました。 

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鎌倉時代には、比叡山の守護神・日吉神を山王権現としてこの地に祀ったのが日吉神社の始まりとされます。猿は日吉神、山王権現の使いと考えられてきました。

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真如堂は応仁の乱で荒廃し、各地を転々としましたが、この神社は永くこの地にとどまり、吉田家とも相謀って祭事を維持してきました。吉田家は公家で、吉田神道を開創し吉田神社の神職を務めてきた家系です。

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以後、日吉神社は真如堂村の氏神として祀られ、日吉神は魔除けの神、「日吉の摩去る」「魔猿(まさる)」として信仰を集めてきました。

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さらに、「まさる」には色々な意味があることから、「勝」勝負の神、「大」子育ての守り神、「優」学問成就の神、「将」立身出世の神、「昌」子孫繁昌を願う神、でもあるのだそうです。

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向かって左の口を閉じている 「吽形」 可愛い子猿を抱く「子守猿」です。

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向かって右の口を開いている「阿形」  長寿の桃の実を持つ「長寿猿」です。

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江戸時代の元禄6年(1693)に真如堂が東の現在地に再興されると、日吉神社は再び真如堂の鎮守社の役割を担いました。

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本殿の右(北)には祠があります。その前に戒算上人が、真如堂の本堂建立中に蓮華童子の教示により発掘したという「閼伽井(蓮華水)」があります。その功徳により火災は起きなかったとか(蓮華水は隣の換骨堂にもあります。)

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「蓮華童子」は不動明王に付き添うとされる三童子の一人です。石堂の中に石(いわ)不動明王が祀られています。

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その前にいる猿は子ザルを背負っています。このあたりは「蓮華岡」といわれ、隣の換骨堂との間にあります。

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明治元年の神仏分離令(1868)の後、日吉神社は真如堂や隣の換骨堂(元真如堂)から分離されて単独の神社となりました。

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小高くなっている社殿の土地から、正面の大文字山がよく見えました

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