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常寂光寺 2015秋

2015.12.22

常寂光寺 2015秋 はコメントを受け付けていません。

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の二尊院の前に常寂光寺を訪れました。こちらも紅葉が少し残っていましたが、見方を変えると冬景色に近いかも知れません。

「常寂光寺」は、小倉山の東麓に位置し、山号を小倉山という日蓮宗の寺です。「花の寺」あるいは境内を囲む「塀のない寺」としても知られています。

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安土桃山時代の文禄5年(1596)、究竟院日禛(にっしん)上人の隠棲地として角倉家から小倉山の土地の寄進を受けました。

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そして、慶長年間(1596~1615)に2世・日韶(にっしょう)上人が小早川秀秋の助力を得て、桃山城客殿をこの地に移築して本堂としたのが常寂光寺の始まりとされます。

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「仁王門」 元和2年(1616) 大本山本圀寺客殿の南門を移築したもので、仁王像は運慶作と伝えられるそうです。

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寺号は、仏の住んでいるとされる静かで汚れのない世界(あるいは悟りの境地)を表す「寂光浄土」からつけられたといいます。

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「本堂」 まだ修復工事中ですが、ようやく覆いが取れました。

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本堂から左の方に向かいます。

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「妙見堂」 享和年間(1801~1804)の建立。洛陽十二支妙見に数えられ「酉の妙見」といわれます。

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堂内には、能勢型の妙見大菩薩の他、日禛上人開眼の鬼子母神と十羅刹女、大黒天像が合祀されています。

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妙見堂の前に参道の石段があり、その上は開けていて市内が展望できます。

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本堂の裏に回ると、

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小さな庭園があります。

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拝観順路は小倉山を上っていき、分かれ道で左に曲がります。

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山道の左(境内の南)は竹林になっています。

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多宝塔の横を通って

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「歌仙祠」 記録には、創建以前からあった小祠を開山時に山上へと移転とあり、明治23年(1890)に改築して今日に至るそうです。扁額は富岡鉄斎の筆、祠内に藤原定家、家隆の座像を祀っています。

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祠に向かって左の道を行くと「時雨亭跡」の石碑があります(これは以前の写真です。)

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歌仙祠の横を更に登ると見晴らし台があります。ここからは比叡山から東山全体が見えます。

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「開山堂」 見晴らし台から北側の道を下りたところにあります。平成16年(2004)に建立され、日禛上人座像(江戸初期)を祀ります。

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ここからは「多宝塔」が真横に見えます。元和6年(1620)辻藤兵衛尉直信の寄進により建立され、釈迦如来、多宝如来の二尊を祀ります。

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下り道の途中に多宝塔への石段があり、さらにさっき来た分かれ道を過ぎて本堂まで降ります。

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「鐘楼」 本堂に向かって右手(北)にあり、寛永18年(1641)に建立されました。梵鐘は第二次大戦中の供出で失われ、昭和48年(1973)に新たに鋳造されました。

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ところで、この秋に時雨亭(小倉山荘)があったとされる厭離庵、二尊院、常寂光寺を訪れました。それらの中で、江戸時代の「都名所図会」には小倉の山荘は、 厭離庵付近にあっ たと記述されているそうです。(鐘楼の向こうに仁王門に下る道があります。)

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一方、常寂光寺の寺伝によると、仁王門北側から二尊院の南側あたりに、室町時代頃から定家卿の御神像を祀る祠があったそうです。常寂光寺を創建する時に、定家卿の祠よりも上に寺の庫裏を建てるのは恐れ多いと現在の歌仙祠に遷座したとのことです。

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常寂光寺と二尊院は小倉山の山裾にあり本堂は南北に150mくらい離れていますが、寺領は接しています。厭離庵はこの二つの寺から東に300mくらい離れた平地にあります。

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二尊院の時雨亭跡は、山道を南に100mも行ったところにあって、常寂光寺の寺領に近い場所です。時雨亭はこの付近にあって、その跡地に祠が建てられたと考えると、二つの寺の言い伝えはつじつまが合います。

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