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円山公園を溯る 2015秋

2015.12.10

円山公園を溯る 2015秋 はコメントを受け付けていません。

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

八坂神社を出て円山公園に来たら、思っていた以上に紅葉が色づいていました。東山の斜面にある円山公園を上っていくと、ちょっとした歴史散歩になりました。

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かってこの場所は、祇園社(後の八坂神社)、安養寺、長楽寺、双林寺など寺社が建ち並んでいました。池の橋の上から南

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明治維新の廃仏毀釈による寺院の跡地を整備して、明治19年(1886)に京都市初の公園が造られました。橋の上から北

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安養寺の山号・慈円山から「円山公園」と名づけられました。安養寺は江戸時代には円山安養寺あるいは単に円山と呼ばれていたそうです。池の北から写真を撮るために小川を渡ります。

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円山公園は小川治兵衛により作庭された回遊式日本庭園で、昭和6年(1931)に国の名勝に指定されました。

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もう一度、橋を渡って中央の道を溯ります。

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「坂本龍馬と中岡慎太郎の像」 昭和11年(1936)に京都高知県人会有志により建立され、第2次大戦中に供出されましたが、昭和37年に再建。

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この小川の源はもっと上のようです。

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坂が石段になり、その途中に

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小川の湧き出し口がありました。かっては琵琶湖疏水の水でしたが、現在は地下水をくみ上げているそうです。

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さらに石段を上ると赤穂藩医・寺井玄渓の「夢」の碑があります。玄渓は仇討ちの話を聞いて自分も参加しようとしましたが、老体と医者であることから止められ京都に留まりました。

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内蔵助たち旧知の同僚の切腹を知り、「人生ははかない夢のようだ」と感じて、近くの岩に「夢」の字を彫ったといわれています。ただし、これがその岩かどうかは書いてありません。

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かってこのあたりには、安養寺の六つの塔頭、春阿弥、連阿弥、重阿弥、也阿弥、左阿弥、正阿弥があり、「円山の六坊」「六阿弥」と呼ばれました。後に貸席、料亭、ホテルなどに変わり、重阿弥では赤穂浪士が討ち入りを決定した「円山会議」が開かれました。

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「左阿弥」は、明治維新以降の御前会議(天皇が出席する重要会議)にも使われました。現在、左阿弥だけが残り、料亭として営業しています。 

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さらに坂道を上ると、右手に「其中庵(きちゅうあん)」があります。

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初めてでも親戚の家に来たような気持ちになる2組限定の宿とか。朝食のみの片泊りの宿です。

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坂道の正面の「吉水(きっすい、よしみず)弁財天堂」 安養寺の境外仏堂で「吉水さん」とも呼ばれ、かって霊泉が湧いていたそうです。弁天財と共に宇賀神将尊を祀り学術向上にご利益があるとか。

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平安時代後期-鎌倉時代の建久年中(1190-1199)、青蓮寺の慈鎮(慈円)が安養寺を再興した際に、寺の鎮守として弁財天を勧請したのが始まりです。裏に慈鎮の仏塔があります。

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この横にさらに坂道があって

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「天青庵」 数十年もの間無人の家を、陶芸家・原口卓士さん夫妻が改装して数年前にオープンした片泊りの宿です。原口さんの作品が客室にも置かれていて、寛げる雰囲気だそうです。

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隣の「吉水」 料理旅館だった建物をそのままに数年前にオープンした片泊まりの宿です。余計なものを置かず、歯ブラシやタオルはお客が持参、布団の上げ下ろしはセルフサービス、テレビはなく、冷蔵庫も共用のシンプルな宿だそうです。

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もう一度弁財天の前に戻り、さらに一段高いところに水平な南北の道があります。下の道は敷紅葉になっていました。

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南北の道の北に「安養寺」があります。

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平安時代の延暦年間(782-806)に、最澄が開創して吉水坊と称し、平安時代末(1174年)から30数年間法然はここを本拠に称名念仏を興し(吉水教団)、親鸞もここで入信し、両上人念仏発祥の地としても知られています。

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鎌倉時代中頃に起こった「建永の法難」(あるいは承元の法難)によって、法然率いる吉水教団が既存仏教教団から弾圧されました。

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そして、後鳥羽上皇によって専修念仏の停止、門弟4人の死罪、法然と親鸞ら中心的な門弟7人が流罪に処され、安養寺は荒廃してしまいした。

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平安時代末期から鎌倉時代にかけての建久年間(1190-1199)になって、青蓮院の慈鎮(慈円)が安養寺を中興して、天台系に改め青蓮院傘下となりました。

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室町時代の至徳年間(1384-1387)には、国阿(こくあ)と弟子の宣阿が(せんあ)が安養寺に入り、時宗霊山派に改宗しました。

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室町時代の応仁・文明の乱(1467-1477)では廃絶しましたが、その後再興され、安土・桃山時代には豊臣秀吉により寺領が寄進されました。

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明治の廃仏毀釈によって上知となり(1868年)、境内の大部分、伽藍、塔頭の多くが失われ、境内は山の斜面の現在地に移され、本堂、書院、弁財天堂を残すのみになりました。

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もう一度南北の道に下り南に行くと「東観荘」があります。かって安養寺の塔頭の一つがあった場所で、幕末(1860年)に建てられた建物と広い庭園がある老舗料亭です。

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