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渓谷の中の東大寺二月堂 / 東京都世田谷区 等々力不動尊

2014.11.09

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奈良 東大寺二月堂は、旧暦の2月に行われる巨大な松明が舞台を巡る
お水取りで有名な仏堂である。
丘陵地にせり出すように建てられ、京都 清水寺と同じように床下に柱を組んで建物を支える
懸造(かけづくり)
になっているのであります。




二月堂3
奈良 東大寺二月堂




そんなお水取りをしたくなっちゃう懸造の寺を探しました。見つけました。


その寺は、東京都内でも数少ない渓谷等々力渓谷の中にひっそりと佇む
等々力不動尊であります。


等々力不動尊へは、たいていの人が渓谷の中の遊歩道を散策しなら、
ハイキング気分で向かうようであります。



渓谷入口
等々力不動尊入口



渓谷の入口を下るすぐに、ゴルフ橋という真っ赤な橋を見ることができます。
以前この渓谷のそばにゴルフ場があり、ゴルフ場の入口に向かう橋だったそうです。




ゴルフ橋
ゴルフ橋




渓谷の中は、昼間でも木々に覆われ鬱蒼としていますが、マイナスイオンに満たされている気がして、
清らかな気分になれた気がします。
ぜひ、貴船のように、ここに川床を作って流しそうめんができるように、世田谷区にはお願いしたいのであります。




渓谷
散歩道




途中、小川の縁で写生にいそしんでいるオジサンがいました。
前日の雨により、地面は濡れているにも拘らず、地べたに腰を下ろし写生に集中しています。





芸術家
パンツに水が浸み込みますよ




芸術家ケツが濡れるのもお構いなしなのです。



さらに渓谷を進んでいくと、観音地蔵の石像が仲良く並んでおり、
その奥に不動滝稲荷大明神があります。




地蔵
石像

稲荷大明神
稲荷大明神と不動滝



不動滝と聞き、豪快な滝を予想していましたが、水量は少なくちょぼちょぼ。
東北の温泉の打たせ湯のほうがよっぽど勢いがあるのでありました。




稲荷大明神2
この中のどこかに不動明王像が



不動滝の上には、不動明王像がいらっしゃいました。
しかし、草が生い茂り、青銅色の不動明王は周囲に同化していて、
ジャングルに潜むカモフラージュをほどこしたベトコンのように、
いきなり刀を振りかざしているのでありました。




不動明王
不動明王像



あぶなく、見逃すところだったと不動明王その子分のような銅像
カメラに収めたのですが、実は片側にもう一体
子分がいることを知り、すっかり見逃していたことを悔やむことになるのでした。


不動明王像は渓谷の中の見せ場だと思うのですが、
等々力不動尊さんは、惜しげもなく隠してしまうのでした。
環境整備を切にお願いしたいのであります。


稲荷大明神を過ぎると、石段が姿を現します。
急な石段を登っていくと、おお、東大寺二月堂が姿を現しました。




懸け造り1




石段の横にそびえたつ、懸造の舞台
気分は東大寺二月堂なのであります。




懸け造り2



ここでも松明を振り回して、お水取りをやってくれんかな?

こんな木に囲まれていたら火事になるから無理でしょ、と思っていたら、
実は東大寺二月堂も1667年にお水取りで火事になり、焼失しているそうです。
そんな間抜けをやらかしながらも、懲りずにお水取りは続けられているのです。


それを考えると、以前、代々木体育館でキッスのジーン・シモンズが消防法により、
火を噴くことを禁止されたのが解せません。

しかし、ロッカーでありながら、素直に当局の要請に従うジーン・シモンズ
傍若無人な地獄の使者ではなく、素顔は吉田拓郎なのでありました。




等々力不動尊の舞台は、本堂から二階建ての回廊になっており、そのまま展望台になっています。




懸け造り3

展望台

展望台2




回廊部分を真横から見ると、京都 東福寺の通天橋に見えなくもありません。
紅葉に包まれたら、きっと見まがうことでしょう。




渡り廊下




回廊の二階部分は、普段は立ち入れないようになっています。
節分にそこから豆まきをするのであります。




2階建
2階のステージ


東大寺二月堂お水取りの舞台ですが、
等々力不動尊豆まきの舞台なのでありました。
規模と等しく、豆ステージなのです。




寺
本堂

門
正門




等々力不動尊正門は、国道に面して、駐車場も完備されており、アクセスは楽々です。
しかし、等々力不動尊を訪れる多くの人が、ハイキング気分を満喫しながら
渓谷から本堂を訪れ、また渓谷へと帰っていきます。


正門正門でありながら、さながらマラソンの折り返し点のような存在になっているのでありました。




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