村崎一徳による神社、お寺、お城などの写真や風景写真など旅行写真まとめ

NO MORE! ひとりきりバーミヤン! / 横須賀市鷹取山 弥勒磨崖仏

2015.07.04

NO MORE! ひとりきりバーミヤン! / 横須賀市鷹取山 弥勒磨崖仏 はコメントを受け付けていません。

京都 笠置寺(かさぎでら)は、相楽郡笠置町にある真言宗のお寺。
笠置寺は、仏像を岩壁に彫り刻んだ磨崖仏(まがいぶつ)弥勒
本尊としているのであります。

弥勒磨崖仏は、高さ15メートルの巨大岩に夜店のカタヌキのように
線刻された仏だったのであります。
しかし、1331年に後醍醐天皇が鎌倉幕府打倒を企て笠置山に篭った元弘の乱の兵火を浴び、
石の表面が剥離し、仏の線刻はなくなってしまったのです。
タリバン政権によるバーミヤンの石仏破壊は、記憶に新しいところですが、
同じような惨劇鎌倉時代に日本でも起こっていたのです。
現在では、光景だけが確認でき、夏の怪奇特集に出てくる
岩に浮き出た奇跡のマリア像のよう。
目のあたりから血の涙が流れだしそうな雰囲気なのであります。



笠置寺
京都 笠置寺 弥勒磨崖仏




どうもスッキリしないので、もっとハッキリした磨崖仏を探しました。
見つけました


その磨崖仏は、横須賀 鷹取山にある弥勒磨崖仏
磨崖仏は、京急追浜駅とJR東逗子駅を結ぶハイキングコース
あるのでありました。




案内図
ハイキング目的の方は磨崖仏との遭遇にビックリ




今回は、東逗子駅から向かうのでありました。
駅からハイキングコースを進むと天台宗 神武寺と書かれた石柱が現れます。
ハイキングコースは神武寺を抜けて進むのであります。




神武寺入口
神武寺入口



神武寺土俵の屋根みたいな総門を抜け進むと本堂が見えてきます。
本堂は非公開になっており、近づくことができないのでありました。




神武寺山門
青森の高校にある野外の土俵みたいなのです

本堂
神武寺本堂



さらに進むと六体の地蔵がいらっしゃいました。
童話 笠地蔵のシチュエーションに似ており、
誰かが調子こいでシッカリまで被せていたのでありました。



六地蔵
笠地蔵




仁王門を過ぎると薬師堂が現れます。
薬師堂の脇から鷹取山山頂への山道が続くのであります。




山門
仁王門

薬師堂
薬師堂




山頂への道は、途中、岩肌に打ち付けられた鎖に捉まりながら登るところもあり、
ハイキングコースという名前に騙され、甘く見ていると、痛い目にあうのであります。


登山といえば、修学旅行を思い出します。
自分の出身高校は、制服がなく私服でした。
そのため、修学旅行にはそれぞれ自分なりのオシャレをしてくるのですが、
岩木山登山旅程に入っていたのです。

鎖に捉まりながら岩木山を登る、
肩パット入りのサーモンピンクのスーツを着た級友の姿が思い出され、
ふと感傷に浸ってしまうのでありました。

ヤッパシ、山頂の記念写真の中にスーツ姿でポーズをとる級友には
違和感を覚えてしまうのであります。




展望台
山頂の展望台




岩の壁の間を抜けると山頂にたどり着きます。
山頂には、展望台があり、360°の雄大なパノラマを楽しむことができます。
展望台から景色を見まわしていると、山の中に今回の目的である磨崖仏の顔が見えました。
しかし、まだあんなに遠いのかと思うとウンザリなのでありました。




山頂から磨崖仏
展望台から見える磨崖仏



鷹取山は、もともと採石場であったため、
山頂付近にはいくつもの垂直に切り立った岩壁が広がっています。
むやみに張り切るハードロック界の中畑 清 
デイヴィット・リー・ロス
が思わず貼り付いてしまうような岩壁の宝庫なのです。
そのため、老若男女問わず、多くのクライマーが集まってきているのであります。




ロッククライミング1

ロッククライミング2
クライマーの聖地




岩を登る人がいるかと思えば、岩場で寝てるオッサンもいます。
さんざん電話をした挙句、ついに寝入ってしまいました



オッサン1
同伴の誘いでもしているのだろうか?



マーメード気分で夢でも見ているのだろうか?
それを見届ける自分もどうか?と思ってしまうのであります。



落石注意



だから、落石注意だってーの!




目的の磨崖仏をめざし、再び歩き始めます。
途中には、岩をくりぬいたトンネルもあり、
ちょっとしたグランドキャニオン気分になれるのです。



トンネル
グランドキャニオン?


廊下の壁に張るように、道案内も平然と岩壁に打ちつけてあるのであります。



追浜案内
道案内




岩の壁の間を歩き続けていると、やっと木々の間から磨崖仏が顔をだしました。
その姿はまるで、ジャングルの中で捉えられていたキングコングのようなのであります。




遠目から
ついに現れた磨崖仏




近くよるとこの弥勒磨崖仏の全貌が明らかになりました。
像高が約8メートル、実に立派な弥勒磨崖仏
既に見えていないけど、笠置寺の磨崖仏のように線刻ではなく、
立体的に彫られた石仏。
その巨大な箱の中に納められた姿は、
破壊されたバーミヤンの石仏を彷彿させるのであります。




全身
弥勒磨崖仏の全貌




案内板には、弥勒磨崖仏は彫刻家 藤島 茂氏により
昭和40年頃制作されたものである、と書いてあります。

昭和40年頃という曖昧な表現から、
完成時から注目度が低かったことが窺い知れるのであります。



解説
曖昧な案内板




磨崖仏の顔を良く見ると、西洋人のようなハッキリとした顔立ち
インドのガンダーラが入っています。

しかし、石質が違うのか左の頬にはアディダスのような3本線が入っており、
アメリカ・インディアンのフェイスペインティングのよう。
まるでサティスファクションのPVミック・ジャガーなのです。

東西のインディアン文明ヨコスカで融合するという奇跡が起こったのであります。




顔
顔に3本線が




神々しい弥勒磨崖仏でありますが、
実は鷹取山にはもう1体、釈迦磨崖仏が存在していたのです。

しかし、その釈迦磨崖仏は、T小学校建設のために保存されることもなく、
あっけなく取り壊されてしまったのであります。
釈迦磨崖仏は、小学校の基礎石にされたのでしょうか?
それとも砕かれてコンクリートか?

ここヨコスカでもバーミヤンの惨劇が起きていたのであります。

T小学校の児童たちは、釈迦の分まで
学業に勤しまなければならない十字架を背負っているのです。




下から
ひとりきり弥勒菩薩




相棒の釈迦如来を失った弥勒菩薩は、56億年間
ひとりきり悟りを開くまで瞑想に耽なければならないのであります。


バーミヤンの食べ放題は歓迎ですが、
バーミヤンの惨劇のお替りはゴメンなのです。


NO MORE! バーミヤンなのであります。












村崎一徳について
わたくし村崎一徳は、
お寺やお城、神社、昔の住宅、教会、宮殿、寺院、修道院、御所、駅、駅舎、公園、庭園、空港、劇場、劇場・映画館・演芸場・観覧場・公会堂・集会場、ホテル・旅館、工場、下宿・寄宿舎、倉庫、博物館・美術館・図書館などの建造物や工芸品,彫刻,書跡,典籍,古文書,考古資料,歴史資料などの有形の文化財など歴史がある物が大好きなわたくし村崎一徳がデジカメ片手に全国を旅しながら写真を紹介しています。
古く歴史を感じることが大好きなわたくし村崎一徳は奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、戦国時代、江戸時代、幕末、明治時代、大正時代、昭和時代までいろいろな時代のものを散策しています。
北は北海道から南は沖縄まで色んな観光地を訪ねながら、風景や建造物の写真を紹介中です。主に関東圏をまわっていますが、お金と時間に余裕がある時は気合い入れて遠出しています。 これまで行った場所は・・・
函館の夜景、小樽運河、知床五湖、金森赤レンガ倉庫群、五稜郭跡、摩周湖、襟裳岬、札幌時計台、十和田湖、小岩井農場、盛岡、鳴子温泉、角館町 武家屋敷、全国花火競技大会、銀山温泉、川越「時の鐘」、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、靖国神社、秋葉原電気街、新宿御苑、明治神宮、昭和記念公園、三鷹の森ジブリ美術館、浅草寺、浅草周辺、葛西臨海水族園、東京国立博物館、恩賜上野動物園、上野東照宮、山形県最上郡の堺田分水嶺、東京タワー、東京スカイツリー、アメ屋横丁、横須賀三笠公園、戦艦三笠、横浜氷川丸、中華街、元町、上野東照宮、日光東照宮、鎌倉大仏、箱根関所跡、箱根登山鉄道、箱根海賊船、箱根湯本、小田原城、江戸城、小江戸川越、鶴岡八幡宮、鎌倉五山、善光寺、川中島古戦場、松本城、旧中山道、南木曽町、妻籠宿、馬籠宿、松本城、名古屋テレビ塔、東山動植物園、熱海温泉、伊東温泉、富士山、鹿苑寺(金閣寺)、三千院、慈照寺(銀閣寺)、八坂神社、大徳寺、南禅寺、祇園新橋、妻籠宿本陣、馬籠諏訪神社、戦艦陸奥、自由の女神、お台場、熊谷家住宅、建長寺、長谷寺、船の科学館、真如堂、知恩院、鞍馬寺、平安神宮、太秦映画村、清水寺、三十三間堂(蓮華王院)、東福寺、北野天満宮、産寧坂(三年坂)、龍安寺、妙心寺、渡月橋、二条城、京都タワー、教王護国寺(東寺)、伏見稲荷大社、宇治橋、平等院鳳凰堂、東大寺、奈良公園、興福寺、唐招提寺、法隆寺(斑鳩寺)、唐招提寺、原爆ドーム、厳島神社、岡山城、後楽園、瀬戸大橋、萩市、熊本城、本妙寺、細川刑部邸、岩国城、長門峡、関門橋、小倉城、スペースワールド、太宰府天満宮、博多どんたく、吉野ヶ里遺跡、唐津城 (舞鶴公園)、聖フランシスコザビエル記念聖堂、ハウステンボス、オランダ村、黒島天主堂、島原城、平和公園、グラバー園、長崎原爆資料館、浦上天主堂、八千代座、通潤橋、水前寺公園、阿蘇山、阿蘇火山博物館、阿蘇カルデラ、阿蘇大観峰、肥後本妙寺、火の国祭り、頓写会、阿蘇草千里、二の丸公園、別府温泉、湯布院、桜島、西郷隆盛銅像、美ら海水族館、琉球村、首里城公園、ひめゆりの塔、平和記念公園、座間味島、那覇、国際通り、海軍壕、那覇空港、万座岬、ホエールウォッチング・・・などなどです。
わたくし村崎一徳は他にもどんどん行く予定です。
ただ、全部は回れないので、他の旅人さんの情報をまとめたこのサイトを作る事で全国を旅した気分になれるようなそんなまとめサイトを目指したいと思います。決して著作権を侵害する目邸ではありません。 できえば他のブロガーさんや旅人が足を運ばないような、あまり知られていないマイナーな場所にも足を運びたいと考えています。
個人的に今興味があるのは戦前、戦中の数少ない遺跡などが見たいと思います。そういうスポットでおすすめとろこなんていうのがあれば情報交換とかもしたいですね。そういう意味でもコメントなども随時受け付けています。村崎一徳と一緒に地方のマイナーなスポットを盛り上げましょうww
よろしくお願いします。

関連記事

コメントは利用できません。

当サイトについて

日本国内の寺院や神社、お城、歴史建造物などの名所巡り、撮り鉄、乗り鉄などの情報ブログなどのまとめサイトです。

当サイトについての詳細

管理人についての詳細

オリジナルカテゴリー

フォト蔵

村崎一徳のコンデジ旅行日記

RSS Feed Widget

Twitter

動画

アクセスランキング