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赤山禅院 2105秋の黄昏

2015.11.22

赤山禅院 2105秋の黄昏 はコメントを受け付けていません。

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

先日の記事で鷺森神社から曼殊院を訪れましたが、その後赤山禅院に向かいました。山沿いの道に沿って修学院離宮の前を通り、音羽川を渡ってしばらく下ったところに、鳥居があります。「赤山大明神」と書かれた扁額は後水尾天皇に賜ったものだそうです。

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赤山禅院(せきざんぜんいん)は、平安時代の仁和4年(888)に、第3世天台座主・円仁の遺命によって創建された、天台宗総本山延暦寺の塔頭のひとつです。山門(TOPの写真)からの参道は曼殊院よりは紅葉が色づいていました。

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慈覚大師 円仁(794年~864年)は、838年に遣唐使船で唐に渡り、苦労の末に天台教学を納めました。その行程を守護した赤山大明神に感謝して、赤山禅院を建立することを誓ったとされます。(参道の突き当りの左手に石段があります。)

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日本に戻った円仁は天台密教の基礎を築きましたが、赤山禅院の建立は果たせませんでした。その遺命により、第4世天台座主・安慧(あんね)が赤山禅院を創建したと伝えられています。(拝殿)

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平安京の東北にあり表鬼門に当たることから、赤山大明神は皇城の鎮守として祀られました。拝殿の屋根の上には、鬼門除けの猿が御幣とかぐら鈴を持ち、皇城を守護しています。かって夜な夜な悪さをしたため、逃げ出さないよう金網の中に入れられているとか。

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以下では、順路に従って境内のお堂を巡ります。寒桜が咲いていました。

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赤山大明神は地蔵菩薩の化身であるとされ、拝殿の横の「地蔵堂」に地蔵菩薩が祀られています。

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「正念誦(しょうねんじゅ)」 この珠数をくぐりながら、心にうかんだ願いについて、参拝の間、思い続けるのだそうです。

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神殿(本堂) 本尊の赤山大明神は、唐の赤山にあった泰山府君を勧請したものです。

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泰山府君は、中国五岳(五名山)の中でも筆頭とされる東岳・泰山(とうがく・たいざん)の神であり、日本では、陰陽道の祖神(おやがみ)になりました。

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左手に「十六羅漢」、「三十三観音」が見えます。

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「十六羅漢」 *記事の最後にある「お願い」を忘れないでね。

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「三十三観音」 向こうは地蔵堂

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この広場の隅に「弁財天」があります。奈良時代から仏として信仰され、七福神の一神としても知られています。赤山の弁財天は「出世弁財天」として信仰されています。

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順路は山の方に向かいます。左が「福禄寿殿」で都七福神の一神「福禄寿神」を祀ります。七福神の御朱印は右の社殿で受け付けています

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前に七福神像があります。

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左手の山の中に「稲荷社」があります。

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もう一度福禄寿殿の前まで戻り、右手の鳥居をくぐります。

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石段を登ると、

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「金(こん)神社」があります。鬼門、方除の神で、家を護り家に金具を打つことを防ぐ神とか。

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「歓喜天」 山の中は暗くなってしまいました。

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「相生社」 縁結びの神として知られています。

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並んでいる二つの鳥居は夫婦鳥居とよばれ、手をつないで通った二人は結ばれる、とのいい伝えがあるそうです。

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山を下ります。

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「御滝堂」 「駒滝不動尊」を祀ります。

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再起延命地蔵

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「不動堂」 比叡山延暦寺と赤山禅院を結ぶ雲母坂(きららざか)にあった雲母寺(うんもじ)の本堂と本尊・不動明王が移されたものです。不動明王像は、伝教大師・最澄の作と伝えられています。

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雲母寺は、平安時代に千日回峰行の創始者・相応和尚が開いた寺院でしたが、明治に入って廃寺となりました。

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「還念珠(かんねんじゅ)」 お堂を巡った後も最初の願いが大切だと考えるなら、この還念珠をくぐりながら、願いに向けて努力をすることを誓い、仏に力をかしてくれるように祈るのだそうです。

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ところで、先日、千日回峰行で比叡山中を1日30キロを歩く700日の行の後、9日間の断食、断水、不眠、不臥の「堂入り」を終えた行者さんが話題になりました。

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来年には、赤山禅院への往復が加わり60キロの「赤山苦行」、さらに京都市内の巡礼が加わり84キロの「京都大廻り」をそれぞれ100日行います。最後は比叡山山中の30キロの行程を100日で満行となり、7年間かかるそうです。

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赤山禅院では、千日回峰行を満行した大阿闍梨が住職をつとめ、「八千枚大護摩供」「ぜんそく封じ・へちま加持」「珠数供養」をはじめとする数々の加持・祈祷が行われているそうです。

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