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対馬への旅(1) 渡二海,至対馬国

2015.10.14

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旅行日:平成27年10月5~8日・中①
 私は昨年の春に47都道府県踏破を完了し,次は全国制覇の目標を立てた。残るは全く足を印していない佐渡・壱岐・対馬の3国と鉄道で通過しただけの若狭・丹後の2国だ。
 残り5国となれば制覇は容易に思える。しかし,全く未訪の3国は島嶼である。特に遠い九州の壱岐と対馬がクセモノだ。
 日本海側に位置するから冬は天候が荒れそうだし,春先から初夏にかけては黄砂の影響を強く受けるという。そう考えると,訪れるのに適した時季は限られてくる。もしかしたら一生に一度しか行かないかもしれない。だから最高の天候で臨みたい。

 ―10月の旅は昨年同様,JRの「秋の乗り放題パス」を利用して久しぶりに鉄道の旅にしようかと考えていた。
 しかし,この時季は日本海側の島を訪れるには都合の良い。秋晴れも期待できる。
 そんな理由で,今年2度目の九州ゆきを決めた。壱岐と対馬,一緒くたにされることが多いけれど,性格の違う島だ。まとめて行ったら印象が薄れそうだし,行程も詰め込まなくてはならない。
 どちらか…。私は遠い方の対馬を選んだ。
対馬



 九州本土から対馬へは飛行機,ジェットフォイル,フェリーの便がある。
 飛行機は長崎空港と福岡空港から日に4便ずつ(長崎便は週末増便)出ており,僅か35~40分で対馬やまねこ空港に辿り着ける。
 ジェットフォイルは博多港から日に2便あり,壱岐の芦辺港に寄港して2時間15分で対馬の厳原港に到る。
 フェリーは九州郵船と壱岐対馬フェリー,対州海運の3社が運航しており,こちらも対州を除いては壱岐経由で4時間半~5時間程度かかる。

 往きは“島への距離感”を実感したいので,フェリーで行きたい。しかし,秋分を過ぎて陽が短くなってきている。昼の便を利用したのではそれだけで一日が終わってしまう。
 そこで,折衷案として夜行フェリーを使うことにした。


 対馬へ渡る九州郵船は博多埠頭から出航する。フェリーでもジェットフォイルでも同じである。
 10月5日,20:50。天神でラーメンの夕食を済ませた私は,西鉄福岡(天神)駅前,天神ソラリアステージ前停留所から西鉄バス90番の博多ふ頭ゆきに乗り込んだ。天神から博多ふ頭ゆきのバスは一時間に4~6本程度あり,最終は22:38発となっている。

 バスは煌びやかな繁華街を抜け,港湾地区に入ってゆく。都市高速をくぐれば,程なくして終点となる。所要時間は8分。思ったよりも近かった。
 船乗り場は二つあり,第1ターミナルと第2ターミナルに分かれている。第1ターミナルは商業施設「ベイサイドプレイス博多」に入居していて,壱岐・対馬へのジェットフォイルや志賀島,玄海島への船はこちらから出る。
 一方,フェリーは第2ターミナルから出る。コンクリート造り2階建てで,いかにも港といった無骨な建物だ。1階の窓口は閉じていたが,こちらはクルマ用で,旅客は2階に窓口がある。
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 博多埠頭からの夜行フェリーの要津となっていて,22時半に対馬の比田勝ゆき,23:45に五島の福江ゆき,そして0:10に壱岐経由厳原ゆきが出る。
 厳原ゆきの乗船券の販売は21時半に始まるという。
 ここで待つこともないので,道を挟んで立地する温浴施設に足を向ける。
 「みなと温泉 波葉の湯」といういわばスーパー銭湯で,1時まで開いているので,乗船前に一浴びするには都合がよい。
 大きな施設ではなかったが,月曜日のためか空いており,のんびり浸かれた。入浴料は平日800円とやや高め。

 23時前にターミナルに戻り,乗船券を購入。福江ゆきの野母商船は出航2時間前に早くも乗船が始まっており,待合室には厳原ゆきの乗客しかいない。こちらも早く乗船できればありがたいが,窓口で尋ねると,乗船は出航30分前とのこと。
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 「ベイサイドプレイス」内にはファミリーマートが入店しており,買い物の便もよい。
 時間を持て余した私もビールを買い,岸壁を散策して時間を潰した。
 23:20,乗船する「フェリーちくし」が入港してきた。
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 改札が始まり,列に並んでフェリーに乗りこむ。乗客は100人いないくらいだろうか。車輌の方は分からないが。
 壱岐・対馬航路は3クラスに分かれており,上位から1等,2等指定,2等となっている。厳原までの運賃はそれぞれ5,300円,4,480円,3,660円だった。これに燃料油価格変動調整金(燃油サーチャージ)が上乗せされるのだが,燃料価格の落ち着いた今はかからない。どのクラスも桟敷なのだが,1等は4人ないし8人部屋,2等指定は16人部屋,2等は開放式となっていた。なお,2等は毛布が貸出で,50円。
 私はゆっくり眠りたかったので1等にした。
 1等の乗客は4,5人しかおらず,8つある小部屋にそれぞれ分かれ,占有となった。私の部屋は対馬にちなんだ「石屋根」という名であった。
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 1等の乗客は3階にあるスカイラウンジを利用できる。混雑してくればここで夜を明かすという手もあるだろうが,この夜はそんな心配もなかった。
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 テレビを観ているうちに出航時刻を迎えた。大きな音もせず動き出す。
 海ノ中道から志賀島まで繋がる砂洲に護られた博多湾は凪いでおり,フェリーは滑るように進む。風が冷たく,夜も短いので,匆々に部屋に戻って横になる。
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 眠っているうちに壱岐を過ぎたらしく,目を覚ますと3時過ぎであった。対馬海峡東水道に差し掛かっており,身体の下からピッチングが伝わってくる。大きな揺れではない。
 もう一眠りして4:40,定刻に厳原港入港のアナウンスを聞く。こんな時間に放り出されては困るが,7時まで船内で過ごせることになっている。昨夜,出航前に船員が回ってきて乗船券を回収した際に,下船時刻を4:40か7時か尋ねられたので,7時と答えておいた。

 6時半のアラームで目を覚まし,デッキに出る。真横に港湾施設のビルがあり,背後には山に挟まれた厳原の街が見えた。
 西国の朝は遅く,陽は出たばかりだ。
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 身支度を整え,係員の案内で下船する。大方の乗客は4;40に下船したらしく,船内に残っていたのは私と2組の観光客だけであった。
 ボーディングブリッジは外されていて,車輌甲板に渡された簡易なタラップでの下船であった。
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 7時の下船時刻に合わせ,船乗り場前の厳原桟橋バス停から比田勝ゆきのバスが出る。対馬は南北に細長く,厳原は南端部,比田勝は北端部に位置する。縦貫する国道382号の整備も充分とは言えず,厳原から比田勝まではバスで2時間半弱を要す。
 比田勝まで乗り通すと運賃は3,000円ほどするようだが,1,000円の一日乗車券がある。
 対馬交通のこのバスは,対馬の名物などを盛り込んだラッピング車で,車体も新しそうだ。
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 厳原市街までは大した距離ではないので,海沿いの道を歩いてゆく。朝陽を浴びた山の緑が色濃い。
 平地の少ない街なので,山の中腹まで家や墓地が立地しているのが分かる。
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 港に注ぐ細く澄んだ川を渡り,家々が建て込んだ細道を抜ければ,市役所や郵便局が集まる一劃に出る。
 厳原郵便局の向かいに中規模の商業施設があり,朝7時から営業しているモスバーガーが入居している。対馬まで来て…という気持ちがしなくもないが,早朝から空いている店は少ないので,ありがたく朝食を摂る。そもそも事前調査で対馬にモスバーガーがあることを知って驚いた。
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 8時に近くのホテルでレンタカーを受領する約束になっている。コーヒーを飲みながら地図を眺め,きょうの行程を固めておこう。
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ただ、全部は回れないので、他の旅人さんの情報をまとめたこのサイトを作る事で全国を旅した気分になれるようなそんなまとめサイトを目指したいと思います。決して著作権を侵害する目邸ではありません。 できえば他のブロガーさんや旅人が足を運ばないような、あまり知られていないマイナーな場所にも足を運びたいと考えています。
個人的に今興味があるのは戦前、戦中の数少ない遺跡などが見たいと思います。そういうスポットでおすすめとろこなんていうのがあれば情報交換とかもしたいですね。そういう意味でもコメントなども随時受け付けています。村崎一徳と一緒に地方のマイナーなスポットを盛り上げましょうww
よろしくお願いします。

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